岡本陽の世界


京都紫野に生まれ、デジタルアーティストとして活躍中!

膵臓癌手術から1年、生きました!

2021年4月13日に膵臓癌の手術をして昨日で365日を生きました。
手術後の麻酔から覚めるときの壮絶な悪夢は今も忘れることができませんが、その後の入院生活は同室の入院患者の皆様の悲喜こもごもをたくさん経験させていただき、主治医の先生や看護師の皆さまに大変お世話になったことは忘れることが出ません。本当に感謝しています。先生には退院後も経過観察で何度もお会いしてその都度お礼を尽くしていますが、看護師の皆さんへの感謝はお伝えすることができていません。申し訳ありません。どうか、この気持ちが伝わりますように!
5月に退院後は、6月、7月に外来診察、8月、10月MRI検査診察、1月CT検査診察を受けてきましたが、癌の再発や転移は見つかっていません。しかし、失った体力と気力を戻つて来ません。いろいろなことを自分なりに工夫して実行していますが、・・・・
膵臓癌の発見にも寄与した私の糖尿病は、1月にはHbA1cが9.0となったため、私が自らの24時間の連続血糖値を測定することにしました。リブレリンク(Abbott社、米国製)というシステムです。この費用は自費ですが、iPhoneを使って二の腕につけたセンサーをスキャンすることで簡単に血糖値を連続測定できるものです。(測定できるのは血糖値ではなく皮膚内のグルコース値なのですが、血を出す検査方法に比べて痛みもなく連続測定が可能です。)
この記録値を見ると、食後の血糖値の上昇が激しい時が良くわかるようになりますので、食事の内容や食べ方などを工夫しています。アプリで「あすけん」というものも見つけ炭水化物の摂取量などをチェックしています。2月にリブレ分析結果を糖尿病の主治医に見せたところ、今までの服薬とインスリン注射の併用をしてみないかとの提案があり、それを受けることにしました。毎食前に2単位のインスリン注射を行うことになりました。これで自費から保険適用になりました。インスリンはいつまでも続けるつもりはありません。注射は面倒ですし、外食では憚れます。
9年前に見つかっている脳動脈瘤(血管を含めると8mm、瘤だけは3mm)の1年ぶりの検査を4月7日に受けた結果、大きさに変化なしとのこと。さらに、この一年に脳の変化(新たな瘤や閉塞)はないとのことで、1年後に再検査することになり、経過観察することになりました。やれやれという感じです。あまり気にすることではないのですが、気になります。このため2年前からアルコ―を断ちました。膵臓癌手術後1年記念で食事をしようと家内をアサヒビールのビヤホールに誘ったところ、こっぴどく叱られました。ただいまも断酒継続中です。
京都芸術大学も新入生を迎えて新しい春を迎えました。8年生の私も今年を卒業年として最終の単位取得を目指しています。膵臓癌手術で失った体力と気力を振り絞って自分の考えをまとめたいと思っています。
卒業の先には私の第3の人生が待っています。サー、生きよう!
皆さま、ありがとうございます。

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